日本共産党8議席を得る
2013-07-23
21日投開票の参院選で、日本共産党は比例5議席、選挙区3議席、合わせて8人の当選となりました。
8人のほかに、もう一人の当選者があります。日本共産党が推薦した沖縄選挙区の糸数けい子さん(沖縄社会大衆党)です。糸数さんは1人区で自民党候補を倒しました。
参議院の日本共産党の議席は非改選と合わせて11議席となり、議案提案権を回復しました。
応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
昨日は、「日本共産党」のタスキをかけ、「憲法九条をまもれ」という幟旗(のぼりばた)を左手に持ち、マイクを右手に持って、街頭宣伝をしました。運転席から手を振ってくださる人がありました。手を振って応えようとしたら、両手がふさがっていました。
「さわたりさんですか」と声をかけてくださる方もありました。マイクを握る手にも力が入りました。
5人の”ベストチーム”を国会に送り出すという目標を達成できただけでなく、東京、大阪、京都の選挙区でも激戦を勝ち抜くことができたのは本当にうれしいです。
一方で、投票率が低く、有権者の半分近くが棄権してしまったのは、とても残念です。
全国の投票率は52.61%(前回比△5.31%)
岐阜県の投票率は52.97%
関市の投票率は53.61%
岐阜県や関市の投票率はだいたい全国平均と同じぐらいです。
その中で、関市では、前回にくらべ、選挙区で鈴木まさのりさんの得票を1.5倍、比例代表の日本共産党の得票を1.3倍に伸ばしていただきました。
「共産党にがんばってほしい」という期待をかみしめています。
昨夜は、NHKの深夜のニュースや『時論公論』を見ているうちに、日付が変わりました。
『NEWS WEB』という番組では、日本共産党の「カクサン部!」が登場。
カクサン部のネットCMムービーの中から、「 『カクサン部!ただいま会議中』篇」の一部が紹介されました。
ネット選挙解禁について、候補者のツイッター活用の話をしていました。日本共産党の候補者のツイッターの書き込みがダントツで多かったとのこと。
「さわたりさんも、ツイッターやフェイスブックをやった方がいいよ」
と、最近、何人かの人に言われたことを思い出しました。
今のところ、このブログだけで手一杯なのです・・・。
『時論公論』は、今回は5人の解説者がテーブルを囲んで意見交換をするというスペシャル番組でした。
TPPの話のところで、
「自民党と国民の間に『ねじれ』がある。自民党内にも『ねじれ』がある。」
という話をしていました。
日本共産党が言っていることと同じです。
その「ねじれ」を、どういうやり方で”解消”するのかが問題です。消費税、社会保障、原発、そして憲法9条も同じです。
国民多数の願いや利益に反する内容を、国会議員の数だけでごり押しをするような政治を許すわけにはいきません。
自民党の得票率は34.7%です。投票率は52.61%なので
52.61%×34.7%≒18.3%
つまり、自民党が得た票は有権者全体の18.3%であって、2割に満たないのです。
それで自民党は、参院改選142議席のうち65議席を得ました。45.8%の議席を占めたのです。
大政党に有利な現行の選挙制度が民意をゆがめていることがわかると思います。
選挙制度をいじって人為的に二大政党をつくろとした結果です。
それだけに、新聞の「日本共産党は現行制度で過去最多の8議席となった」(岐阜新聞7/22付)という一文を感慨深く読みました。
「決める政治」、「政治を前へ進める」と安部首相は言っています。
国民をあざむいて悪法を次々と決め、国民の望まない方向に進む政治は困ります。
だからこそ日本共産党の前進を望む声が広がっている。
参院選の結果はそれを示したと私は受け止めています。
「二大政党」は破綻し、「第3極」は失速しました。
低投票率、自民党圧勝、共産党躍進。
ここからどんなふうに進んでいくのか。
この先に、希望のある未来を見たいと思っています。
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