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”あまちゃん”も出ています-映画『ひまわり』

2013-07-29

映画 「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~

上映会が、8月4日(日)に関市で開かれます。

場所は、関市わかくさ・プラザの学習情報館多目的ホール。

上映は、10時からと13時からの2回。

入場無料です。 

主人公良太には、誠実で思慮ある大人の風貌で定評ある名優長塚京三が沖縄の悲劇に挑み、良太の孫で大学生琉一を演じるのは「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで淳之介を好演した須賀健太。その琉一の恋人加奈役には、2013年朝のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを射とめた能年玲奈が熱演。さらに第10回国民的美少女コンテスト演技部門賞を受賞した福田沙紀が色を添えている。

主催:関市職員組合連合会など労組6団体

協力:せき・みの映画「ひまわり」を観る会

「平和展2013」(8月2日~4日)の一環として上映されるものです。

企画展「沖縄戦・ひめゆり学徒隊」もあります。


 

「あまちゃん」の”アキちゃん”の役で大人気の能年玲奈さん

この映画ではまったくちがったキャラクターを演じています。 

「ジェット機は炎上しながら学校に墜ちた・・・。実際の事件を元に今の日本に問う感動の意欲作!」

舞台は沖縄。物語は、2つの米軍機墜落事故を軸に展開します。


私は、「ひまわり」の試写会で、はじめて「宮森事件」を詳しく知りました。

1959年6月30日、嘉手納基地を飛び立った米軍ジェット戦闘機が沖縄県石川市(現・うるま市)に墜落、民家を押しつぶし炎上しながら宮森小学校に激突しました。住民6名、学童11名の尊い命をうばう大惨事でした。(詳しくは、映画「ひまわり」の公式サイト内、「宮森事件とは」)

2004年8月13日、沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件がおこりました。那覇市の住宅密集地にある米軍普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターが、訓練中に沖縄交際大学1号館に接触、墜落、炎上した事件です。大学職員をはじめ民間人に負傷者はでませでしたが、1972年の沖縄復帰後、民間をまきこむはじめての墜落事故でした。事故をおこしたヘリのローターブレード(回転翼)に取り付けられた装置に放射性物質のストロンチウム90が使われており、事故による放射能汚染も疑われましたが、真相は闇の中です。


「世界一危険な基地」

その危険性を米国も認める那覇市の普天間基地は移設することになっています。どこへもっていくかが問題です。

沖縄の人々が求めているのは「県外移設」です。

しかし、米国は「県内移設」を要求しています。

自公政権がすすめようとしているのは一貫して「県内移設」です。

民主党政権は「県外」と言ってみたり、「県内」にもどったりして失望と怒りを広げました。

名護市辺野古への普天間基地移設をすすめようとする日本政府は、沖縄県民の味方ではなく、米国の味方です。

今回の参院選では、

自民党は、辺野古への「県内移設」を公約にかかげ、

自民党沖縄県連は「県外移設」を公約にかかげました。

連立政権をになう公明党は、「沖縄の過重な基地負担の軽減」(公明新聞2013年3月16日付)を言いながら、「(参院選の)公約で普天間基地に言及する予定はない」(公明党・石井啓一政調会長の記者会見 朝日新聞5月22日)

自民も公明も矛盾に満ちた無責任な態度で、「県内移設の押しつけ」をはかろうとしています。

日本共産党は普天間基地の「無条件撤去」を主張しています。 

そういう中で行われた参院選で、日本共産党が推薦する糸数けい子さんが、定数1の沖縄選挙区で自民党候補を破って議席を勝ち取りました。

沖縄のたたかいは続きます。

それは憲法9条、日米安保条約の問題にまっすぐつながっています。


「監督の言葉」 を引用しておきます。

<ひまわりの花に託して>

沖縄には哀しみがある。
それは長く長く続く、
負の歴史の中で背負わされてきたもの。
しかし、沖縄は諦めない。
俯かず、前を見据え、声を上げ、闘い続ける。

沖縄は音楽にあふれている。
唄、三線、カチャーシー、
人々の暮らしを支え、勇気づけてきた。
どこからか弦の音が響けば、
抗議のために振りかざした拳が、
波のように揺れ、踊りの手振りとなり、
フェンスの向こうを射貫く憤怒の表情が、
満面の笑顔に反転する。

とても濃い時間が流れ、
人たちがとても濃いやり取りを交わす。
私たちがどこかに置き忘れた、
ぬくい感情が丸ごと、今も息づいている。

映画『ひまわり』のラストシーンは、スクリーンいっぱいに咲き誇るひまわり畑です。 群生するひまわりたちはそれぞれに頭(こうべ)を上げ、眩しい太陽から少しも眼を逸らしません。 彼らは言葉こそ持ちませんが、その姿は私たちに強く語りかけてきます。願う明日がある のなら、決して諦めないで、と。高い壁に撥ね返されても、背中を押す誰かがいることを信じて、と。ひまわりたちのその声を、私なりに受け止め、この映画の中に刻みつけたつもりです。多くの観客の方々に、いつまでも語り継いで 貰える作品となればと強く願っています。

監督  及川 善弘


「沖縄の心」を理解するのに、映画「ひまわり」は、とてもいい映画だと思っています。

多くの方に観ていただきたいと、日本共産党関市議員団も協力しています。

なぜ日本共産党は「普天間基地の無条件撤去」を主張するのか。

これについては、普天間基地 解決の道は」 (日本共産党中央委員会)をお読みいただければと思います。


ところで、テレビなどでは、糸数けい子さんは、「社大党」とか「諸派」と報道されます。

「社大党って何?」

先日、そう尋ねられました。

「沖縄社会大衆党」の名前を知る人は沖縄以外ではあまり多くないのかもしれませんが、沖縄の歴史と暮らしに根ざした地域政党です。「ふわっとした民意」に支えられ、そのときの都合で離合集散し、いつなくなるかわからない政党とはちがいます。

地域政党「大阪維新の会」が誕生して3年余り、それが国政政党「日本維新の会」になってから、まだ1年もたっていません。でも、「維新の会」は地域政党だったころから、知らない人はいないくらいだったのではないでしょうか。それだけメディアへの露出が突出していたということです。同じ「地域政党」と言っても、マスメディアの扱いによって、知名度や存在感に天と地ほどの差が出ることがわかります。

基地の島・沖縄の歴史も日常も、私たちの日常から遠く離れていると感じませんか?

そんな方にこそ、映画「ひまわり」を観ていただきたいと思うのです。


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