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関市戦没者追悼式と国家安全保障会議

2013-11-08

11月7日に関市戦没者追悼式がおこなわれました。

戦没者を偲び、平和の誓いを新たにする日だと念じて出席しました。

開会前の雑談で、壇上の白い菊の花の数は戦没者の数と同じなのだろうかということが話題になりました。

関市の戦没者は2255名。

この日の式典の参加予定者は約300人とのことでした。

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開会15分前の会場(関市文化会館大ホール)

アジア・太平洋戦争の終結から68年。

ご遺族も高齢化が進み、年々参加者が減ってきています。

戦争の苦しみと悲しみを教訓として忘れてはならない、二度と戦争を繰り返してはならないとのご遺族の話に心の中で深く頷きました。

しかし、安倍晋三政権は、国民の戦没者追悼の思いとは反対の方向に進もうとしています。

前日の6日、国家安全保障会議設置法案が、衆院国家安全保障特別委員会で、自公と民主などの賛成多数で可決、7日の衆院本会議でも可決され参議院に送られました。日本共産党はもちろん反対です。安倍政権の「積極的平和主義」は、平和への道ではありません。戦争への道です。


国家安全保障会議は、「日本版NSC」と呼ばれ、メディアもそう報道しています。

家電メーカーの「NEC」なら大抵の人が知っていると思いますが、「NSC」では何のことやらわからなくなってしまいます。それが狙いでしょうか。

国家安全保障会議を英語では National Security Council (ナショナル セキュリティ カウンシル)と言うそうで、その頭文字を並べるとNSCになります。しかし、わざわざ「日本版NSC」と称する必要がどこにあるのでしょうか。

国家安全保障会議の設置は、安倍首相の念願です。

2006年、第一次安倍内閣の行政改革として国家安全保障会議(日本版NSCと称される)の創設を提唱されていた。これはアメリカ合衆国との政策協議において、米国NSCとの継続的協議を行える組織を設けるように要請されたことがきっかけであると報道されている。

ウィキペディア「国家安全保障会議」から抜粋

つまり、最初から米国の方を向いているので「日本版NSC」なのです。

軍事・外交の司令部を設置するねらいが、米国言いなりの日米軍事同盟の強化にあることは明らかです。

それでどうなるのか。

 

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中日新聞2013年11月7日付(3面)から抜粋

九条改憲、海外で戦争をする「国防軍」へと向かっていくのです。

これは絶対に許してはなりません。

関弁で表現すると

こんなたわけたこと、ぜってぇ、あかん!

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11月4日撮影

 

「国家安全保障会議設置法案」と「特定秘密保護法案」。この2つを成立させてはならないと、街頭宣伝でも訴えています。

国家の行方を左右する重要法案の審議を、衆院はわずか21時間で終わらせてしまいました。日本共産党の国会議員団はがんばっていますが、安倍政権は国会議員の数を頼んでごり押しする構え。事態は緊急です。

国民の世論と運動で自民・公明の憲法破りの暴走をくい止めるため、「国家安全保障会議も秘密保護法も反対」の声を広げていただきたいのです。


 

 

戦没者追悼式の会場となった関市文化会館にある市民広場では、恒例の菊花展が開催されています。

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見事な菊の鉢植えがたくさん出品されています。

菊は「関市の花」になっています。

関市菊花展は11月13日午後5時まで。

期間中、夜9時まで観賞できます。


【 訂正 】

最初、「関市の戦没者は2558名(と市長が式辞で言われたと思いますが、ちょっと記憶に自信がありません) 」と、記事に書きましたが、市の担当課で確認したところやはり間違いでした。「関市の戦没者は2255名」に訂正しました。(11月8日17:10)

 


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