ねがい
2015-04-23
関市議会議員選挙5日目の朝です。
選挙の行方は見えません。
毎日、選挙カーに乗って訴え続けています。
武儀・上之保方面に行くと、「〇〇洞」と呼ばれる字名に多く出会います。
「洞(ほら)」という言葉は、「奥深い場所」を示しているそうです。
一昨日、選挙カーに乗って洞々(ほらぼら)の一番奥まで訪ねて行きました。
ある洞の一番奥で見つけた上之保村の頃のバス回転場の古い看板です。
「上之保村」は今では無くなってしまいました。上之保地域では、今年、唯一のデイサービスセンターが廃止になります。来年には中学校もなくなります。村の痕跡を見つけて、村の人たちが平成の大合併にかけた思いとは何だったのだろうかと考えました。
武儀地域のある洞の一番奥には、きれいに積み上げられた薪がありました。
これは正面から撮影したもの。
美しさにしばし見とれました。
こうしてトリミングしてみると、これは立派な芸術作品です。
この端正な美しさに心を打たれるのはなぜだろうかと考えました。
よその人が滅多に訪れない洞の一番奥ですから、人に見せるためではないと思います。きれいに積み上げられた薪は、それを積み上げた方の生き方を表していると感じられます。畏敬の念さえ抱かせます。こんなにきれいに薪を積み上げた方にいつかお会いしたいものだと思いました。
町の中で街頭演説をして回る中で、たくさんの方々が手を振って下さいました。宣伝カーのアナウンスの音を聞いて出てきて下さったらしい方々にも出会いました。本当にありがたいことです。
昨日、家の前の駐車場に立ってみえたご高齢のご婦人を見つけて、車を降り30メートルほど走って行って、握手をしてご挨拶をしました。
「待っていました」
と言われて感激しました。
選挙カーのところに戻り、枯れた声を振り絞って街頭演説をしていたら、
「さわたりさん、あのおばあさん、拝んでみえるよ」
とスタッフから声をかけられました。
振り返って見ると、こちらに向かって両手を合わせ少し頭を下げて目を閉じているような姿が見えました。私の話が終わるまでその姿勢でずっと聴いて下さったのでした。
演説を終えて、遠くからお辞儀をして、手を振りました。手を振って応えて下さいました。
自分がやろうとしている仕事の責任の重さを感じました。
託された願いを力にして、何としても勝ちたいと思います。
選挙運動期間はあと3日。昨日の朝の私の声はひどいものでしたが、今朝はいくらかよくなっています。なんとか喉がもってほしいと思っています。
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